2017/12/01
花見康由紀です。
昨日は職場の予報士と飲みに行ったのですが、
今の予報士の意識の低さに驚愕しました。
研修生が、予報の原稿(概況)を記述するうえで、
気象情報の内容を反映していないと話題にしました。
気象情報 (警報・注意報に先立つ注意喚起や警報・注意報の補完など)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/kishojoho.htmlそのことを聞いた、
同席した予報士が、
「それって原稿に記述する必要があるんですか!?」
となりました。
彼の考えを要約すると以下のようになります。
◆組織の方針として、
気象庁予報を書けば良いことになっている。
◆気象情報の内容が過剰(空振り傾向)。
◆内容に記述されている現象を、
経験したことがないから、
それを言うことはできない。
◆現在の天気予報で、
防災情報を呼び掛けることは、
それほど重要とは思えない。
そのことについて、
私は以下の意見を伝えました。
◇気象情報は、予報を補う内容である。
◇的中云々ではなく、
警戒を呼び掛ける必要がある。
◇警戒すべき現象を経験した予報士は、
ほとんどいない。
◇我々の情報で、
一人でも命が助かるのであれば、
伝えるべきである。
そして、一番の疑問をぶつけました。
◇そこまで言うのであれば、
あなたは100%的中する予報を、
利用者に提供できるのか。
彼の返答は以下の通りです。
◆そんなことはない。
……、
まぁ、何と言えば良いのか。
このようなことでは、
予報士に対する世間からの風当たりが強くても、
何も言えません。
といったところで、
今回はこれにて失礼します。
最後まで閲覧いただきまして、
ありがとうございます。
花見 康由紀
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