2017年12月1日金曜日

monologue note part62

2017/12/01


花見康由紀です。

昨日は職場の予報士と飲みに行ったのですが、
今の予報士の意識の低さに驚愕しました。

研修生が、予報の原稿(概況)を記述するうえで、
気象情報の内容を反映していないと話題にしました。

気象情報 (警報・注意報に先立つ注意喚起や警報・注意報の補完など)

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/kishojoho.html

そのことを聞いた、
同席した予報士が、
「それって原稿に記述する必要があるんですか!?」
となりました。

彼の考えを要約すると以下のようになります。

◆組織の方針として、

 気象庁予報を書けば良いことになっている。
◆気象情報の内容が過剰(空振り傾向)。
◆内容に記述されている現象を、

 経験したことがないから、

 それを言うことはできない。
◆現在の天気予報で、

 防災情報を呼び掛けることは、

 それほど重要とは思えない。


そのことについて、
私は以下の意見を伝えました。

◇気象情報は、予報を補う内容である。
◇的中云々ではなく、

 警戒を呼び掛ける必要がある。
◇警戒すべき現象を経験した予報士は、

 ほとんどいない。
◇我々の情報で、

 一人でも命が助かるのであれば、

 伝えるべきである。


そして、一番の疑問をぶつけました。

◇そこまで言うのであれば、

 あなたは100%的中する予報を、

 利用者に提供できるのか。


彼の返答は以下の通りです。

◆そんなことはない。


……、
まぁ、何と言えば良いのか。

このようなことでは、
予報士に対する世間からの風当たりが強くても、
何も言えません。

といったところで、
今回はこれにて失礼します。

最後まで閲覧いただきまして、
ありがとうございます。

花見 康由紀

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